音程をとるための基本は鍛えられた耳と指による調整ですが、その前の前の訓練として、 この楽符は何の指で押さえるかという単純な問題があります。 管楽器の場合には割合に替え指の範囲が少ないのですが、弦楽器はものすごいヴァリエーションがあります。 ヴァイオリンなら一つの音をとるのに、前後の音型を見極めて、ニュアンスからくる音質の点まで考慮して、4弦のどれかを選択して、ポジションと使用する指を決めています。 上級者はこのような複雑さを一瞬でクリアして初見で演奏しますが、そのためには指板上のどこにどんな音があるかを熟知している必要があります。 このツールは上級者にとっては間違いようのないもので、殆どワンスルーで終わってしまいます。 単なる記憶の問題ですので完璧にできるように練習してください。初見の可能性がぐっと広がります。 ヴァイオリンが弾けてヴィオラを弾こうとする方は、この初級をマスターするだけで易しい弦楽合奏でヴィオラが弾けます。ぜひお試しください。
音符がランダムに1つずつ出題される導入編はこちら(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
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