上声部に関係なく低音が主音または属音に長く止まっていることオルゲルプンクトといいます。まれに上声部もあります。
オルゲルプンクトは強拍部に始まり、強拍部で終わります。
音:
オルゲルプンクトはオルガンのペダル(バス)で行うのが最も効果的ですのでオルゲルプンクトという呼び名がついています。オルゲルプンクトは無制限に長く続けられます。
オルゲルプンクトは五度の重複も可能です。
ピアノ曲では次のような音型によりある一つの音を強調することができます。
上記はC音が隣接音や経過音に囲まれ、また五度によって強化されて音型化したオルゲルプンクトであり、主に主和音か属和音で使用されます。
次の例のように不協和音でオルゲルプンクトを終わらせるのは良くありません。
長く続くオルゲルプンクトがバス以外にあることは少ないですが、興味ある効果を表す場合もあります。
次のシューマンの例は基音のオルゲルプンクトCが経過音でおおわれています。
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