先行音とはある和音から次の和音に移るときに、前の和音の中のある声部に、次和声音を先行させることで、大体弱拍部に現れます。
音:
上の例で分かるように先行音は次に来る和声の要素ですが例a)は異なった声部の音を先行しています。
また例b)のように先行音が重複する場合もあります。
先行音はまれに掛留とみなされることもあります。また掛留と同じように先行音を含む音を和声としてみる場合もあります。
*)この重複先行音により外見上は前の和音が四六の和音と解釈できます。
*)Hの音は解決しない七の和音の第七音見ることもできます。
下記のように先行音はまれに強拍部にくることもあります。
*)Cisが強拍部にある先行音です。
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