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この変化は増属七の和音とよばれ、五音が七音の上声部にある場合に多く使用されます。
上昇された五音は上行するため三音重複の長三和音に解決します。したがって長調でのみ可能です。
他の長三度を持つ七の和音の第五音上昇変化(増七の和音)は次のように解決します。
この解決はバスが止まる間、掛留のような効果があります。(掛留参照)
そのほかに第七音が上昇して解決をすることもあります。
これは三四の和音として使用されるほうが多く、基本位置を”Hartverminderter Septakkord"(硬減七の和音) 三四の和音を”Einfach ueber maessige Terzquartakkord"(単増三四の和音)と呼ぶこともあります。
これは機能的には増六の和音に四度が付加された和音ということになります。
b)の例にあるハ長調の基本位置での硬減七の和音はc)のようにFis durの 単増三四の和音に書き換えることができますが、音楽的な直感からは例c身近に感じられます。
低音から数えて短三度音をもつ単増三四の和音和音は主音にプラガル(変各)的に解決します。
短調のIV度の七の和音の根音を半音上昇させた和音の第一転回和音です。
長調のII度の七の和音の根音と三音を半音上昇し、五音を半音低下した和音の第二転回和音です。
または
または
上記は上段は増五六の和音の和音ですが、書き方を変えると下段のように増三四の和音になり、
同じ音から構成されているのが分かります
増五六の和音は普通主和音の四六の和音に解決しますが、次のように属和音に直接解決することもできます。
この場合に並行五度ができますが許されます。これはモーツアルトがよく用いたのでモーツアルトの五度と呼ばれています。
増五六の和音は長調にも短調にも解決することができます。
次の例のようにある調の増五六の和音(または増三四の和音)は半音上の調の属七の和音と同じ音です。したがって半音したの長調または短調に転調するのに応用されます。
次の例はB-durからA-durへの転調です。
重減七の和音は長調のIV度に作ることもできます。この場合には短七度がありますので当然長調の主和音の四六の和音に解決します。
下記は増三四の和音の使用例です。