音列の正しい書き方は大体次の三つの方法に分けることができます。
すべて半音階的に情交する音は上昇し、下行する音は低下させる。
まず調を考えて遠親調よりも近親調の変化記号をつけます。例えばハ長調で上昇するときはDisではなくEs、下行の時はGesではなくFisを書きます。
音:
ハ長調の半音階の書き方は次のようになります。
一般的な和音または音程として見慣れた方の変化記号をつけます。
ベートーヴェンはG-durのソナタ 作品14の2番でa) では2の方法に従い、G durのAの半音上昇にBを使っていますが、b)では読みやすい音程のAisを使って3および1の方法によっています。
和声外音が旋律に用いられる場合には、半音の書き方は隣接する異なった度数を使用します。
(例:隣接音の章を参照してください。
但し次のような例もあります。
ベートーヴェンはピアノソナタ作品31の3番の第一楽章でGesとFisを前後して使っています。
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