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和声法 III-I. -II. -III. 変化和音の種類

 

I. 変化和音の種類

ある和音中の一音または多くの音が半音階的に変位記号によって変化したときに、これを「変化和音」(Alterrierte Akkord)と呼びます。

変化和音は次の二つに分けられます。

1.変化三和音とその転回和音

2.変化七の和音とその転回和音

II. 変化和音の性質

変化和音は多くの場合、増または減音程などの不協和音程を含んでいますので、次のことに注意してください。

変化された音は重複できず、解決を必要とします。

変化してできた増音程は常に広がる性質を持ち、減音程はちぢまる性質を持っています。

III. 変化和音の解決

原則:すべての変化和音中の上げられた変化音は上行し、下げられた変化音は下行します。

次の例では増六度(B−Gis)はGisがAに上行し、BがAへ下行してオクターブに広がります。

音:

 

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