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和声法 II−V.九の和音

 

1.九の和音

九の和音(Der Nonenakkord)は根音、三音、五音、七音、九音により構成されます。最後の九音が性格的な音程で五声部の和音です。

使用にあたっては次のような約束があります。

1.属音上(X度)の九の和音だけが普通使用される。

音:

2.四声部で五音を省略し、三音または七音の省略はまれです。

五音の代わりに七音を省略するときは、九音がすでに予備されているか掛留的に扱われる場合です。

音:

3.九の和音の転回和音はまれにしか使用されません。

一般に九音が上声にある状態で使用されている場合だけ転回和音が使用されます。(例a,a1)

例bやcのように二度になっている場合は使用されません。

音:

a),a1)のような転回しか使用されない理由は、第九音は、根音が同時にバスの音である場合にだけ響良いからです。(例d)

2.九の和音の解決

1.属七の和音と同様で、ただ九音は七音と共に順に下行します。

この解決により次に充実した主和音が響きます。

2.属七の和音に不完全解決

九音が不協和音程として隣接する音に順に下行して、他の音は止まり属七の和音に不完全解決することがしばしばあります。

音:

 

 

 

 

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